勇ましいだんじりが街中を駆け抜ける「岸和田だんじり祭(まつり)」が9月13日、大阪府岸和田市で始まった。
午前6時ごろから重さ約4トンのだんじりが出始め、岸和田、春木地区の各町会から全34台が出そろった。
太鼓や笛の音色とともに、「ソーリャ、ソーリャ」と威勢のよいかけ声。路地を勢いよく曲がる「やりまわし」が豪快に決まると、城下町に大きな歓声が響いた。
泉大津市から夫と一緒に訪れた女性(63)は「太鼓の音が好きで、子どものころから毎年見に来ています。毎年9月が近づくと、そわそわします」。家族3人で観覧した岸和田市の男性(42)は「岸和田のだんじりは、迫力とスピードがすごい」と感心していた。
14日はだんじりが順番に神社にお参りする「宮入り」が行われる。